ツユモシラズ

世間のことなど露も知らずに生きる、井の中のオタクのブログ。コメント等、お気軽にどうぞ。     https://twitter.com/shirazu41

リュウソウジャーファイナルライブツアーおはなしCD感想

 

 お久しぶりです。ツユモです。 

 数ヶ月前、ちょっとだけ嬉しいニュースがありました。

 今年コロナの影響で惜しくも全公演中止となってしまった『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のファイナルライブツアーがなんと、ドラマCDとして発売することが決定したのです!!

 その名も、『「騎士竜戦隊リュウソウジャー ファイナルライブツアー」おはなしCDスペシャルセット」』!!(長い)

 リュウソウジャーのテレビシリーズを1年間かけて追ってきたオタクとしては、こんなの予約するしかないですね。というわけで、今回はその感想をさくっと書いていきます!!

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ーーーーこっからネタバレあるので、未聴の方注意!!ーーーーーー

 

 

 いやー、よかった!!

 別に想像を大きく超えるような面白さがあったわけではないんだけど、聞きたかったものがちゃんと聞けて、しっかり安心感と余韻を味わえる心地の良いCDでした。

 

 特にリュウソウジャーのテレビシリーズって、ナダがあまりにも唐突に死んだせいで、7人のそろい踏み戦闘とか、ナダがちゃんと変身するシーンが見られず、ちょっとだけ消化不良感があったから、そこがちゃんと聞けただけでもめちゃくちゃ価値があった…。

 

 改めて思ったけど、ナダやっぱいいキャラしてるわー。ガイソーグVSウデンの因縁の再戦で、あっさりウデンを撃破したナダが「よわっ。なんで俺こんな奴に負けたんや」って呟くの、ギャグシーンのはずなんだけどかなり切なくなったよね…。ほんと、仲間になって1話でなんでこんなやつに殺されたんや、ナダ…。

 そういや今回のショーで、リュウソウ族はあらかじめリュウソウルに魂さえ込めておけば(一時的ではあるけど)、バックアップみたいに蘇ることができるという新設定が明らかになったけど、これって最終話でコウが復活できた理由の補足にもなってるのね。ただでさえ人間の10倍くらい生きる長寿種なのに、こんなに便利な能力持ちで生命力の強い蛮族が地球にはびこって争い合ってたら、そりゃエラスもドルイドン生み出して対抗しようとするわな…。

 

 ドラマCDって視覚情報が全くないから戦闘シーンどうするんだろうと思ってたけど、名乗って戦闘シーンに入ったら基本ずっと挿入歌が流れる感じになるのねー。このCDの中だけで4~5曲はかかってたし、印象としてはミュージカル作品を見た感じに近いかも。予約した時は、送料込みで5800円ってちょっと高いなと思ってしまったけど、こんだけ曲使って、テレビシリーズの敵幹部の声優も勢ぞろいだったらまあそれくらいにはなるな…。

 ちなみにリュウソウジャーのOP主題歌は、ショーのオープニング、クライマックスの決戦、ショーの締めでなんと計3回も流れるぞ!ぜんぶ聞き終わった時には脳がケボーンまみれになって、おいしいぞ!!

 

 そんな話はさておき、もともと舞台でやる予定の物語を急遽CDに落とし込んでるから、説明ゼリフまみれになるかとちょっと心配だったけど、セリフ類は特に違和感なかったし、状況も会話からイマジネーションだけで割とわかる作りになってて感心した。とはいえ、やっぱり観客の心臓を奪うシーンとか、リュウソウモーリアにクサソウルを使うよう誘導するシーンとか、声だけだと一部状況がわかりづらいシーンもいくつかあったから、これから聞く人は台本を目で追いながら見た方がいいかも。てかクサソウル使うと同時にスモークがプシューって出たり、トワがハヤソウル使った時に周囲のキャラの動きがスローモーションになったり、台本見ると面白そうな演出がたくさん書いてあるし、やっぱ欲をいえば映像としてみたかった…!

 

 そして何と言っても、今回の敵キャラのリュウソウモーリアも映像で活躍とか必殺技をみたかった!!

だって、デザインカッコよすぎるんだもん! これですよ、これ。

 

 

デザインかっこよすぎるだろ!!!(2度目)

 

 恐竜モチーフ、メインカラーが白、目が赤、敵キャラといえば、『爆竜戦隊アバレンジャー』のアバレキラーにも通ずるデザインですね(オタク特有の早口)。マジで見た目ドストライクで、もはや私がこのCD予約した理由の半分以上の割合を占めているモーリアさん。

 その変身者は、伝説の力を持ったリュウソウ族…

 とかではなく、ケルベロスマイナソーの回でトワの毒を解析した浅沼という人物…。

 

 いや、誰やねん!! 

 

 威厳ありまくる見た目に対して、人選謎すぎて笑ってしまった。そんなの誰も覚えてないだろ!

 

 ちなみにそのモーリアの目的は、自分自身が神となって、あらゆる能力が平等に備わった生物だけを作り出し、この星から不平等を無くすことらしい…。いや、無駄に壮大だな!! 数十分のショーでしか出てこないぽっと出の敵の主張じゃないぞこれ…。まあ、こんな強そうな見た目と壮大な目的をもってる割には結構あっさり倒されるんですけどね、モーリアさん。そもそもリュウソウジャーの6人って、既にエラスの「人類は過酷な現実を生きるより、永遠に冷めることの幸せな夢の中にいるべきだ」とかいう哲学的な主張をはねのけて勝利してるわけだし、今更こんなよくわからん上に共感しづらい思想に揺さぶられるわけないよね。そういう意味でも今回リュウソウジャーの6人がすげえ頼もしく見えたなー。

 とにかく、変身者変えてもいいから、モーリアはぜひぜひ来年のVS映画に出してくれー!!こんなかっこいいスーツなのにお蔵入りはもったいなさすぎる。

 

 敵サイドだと、ワイズルー、クレオン、プリシャスの3人がとにかく愛されてるのが伝わってきた。悪の怪人たちが本編後改心して劇団を組むって、普通に考えたら突拍子もない後日談なんだけど、こいつらならやりかねんという納得感がすごいし、いろんなギャグ戦隊が築き上げてきた前例があるからすんなり受け入れられるね!(主にカーレンを見ながら)。

 冒頭は、この3人が組んだ劇団「宇宙桟敷」の開演シーンから始まるんだけど、上映中の注意事項をクレオンが読み上げるっていう形で、普通だったらつまらないショー上映前のよくある注意喚起を、違和感なく物語の中に組み込んでるのはマジで脚本上手いなーって感じた。

 

 強いて残念だった点を挙げるなら、騎士竜たちや、うい、ういパパの出番が全くなかったことかなー。まあ時間限られてるし、これ以上キャスト増やすと明らかに詰め込み過ぎになっちゃうからしゃーないとは思うけど、ティラミーゴくらいは出しても良かったと思うな…。まあその辺は、来年のVS映画に期待しましょう!!

 

 リュウソウモーリアも出演する、キラメイVSリュウソウ、絶対やってくれよな!!(東映への熱い視線)

『機動戦士ガンダム』全話初見感想

 

 お久しぶりです、ツユモです。

 久しぶりすぎて自分のブログでのハンドルネームが一瞬出てきませんでした…。

 

 これからは少しでも更新頻度を高めるために、見たアニメとか映画とかエンタメの感想をちょこちょこ書いていこうと思います。

 

 というわけで、今回は機動戦士ガンダム』の感想記事です。日本に生息しているオタクの癖に、これまでガンダムなるものを全く見たことが無かったので、少し前から教養としてアマゾンプライムで1日2話ずつ視聴しておりました。

 

 この記事は、毎話視聴後に10分くらいでパパッとスマホにメモした感想(というか備忘録?)を、若干修正して繋げたものです。

 シリーズを全く知らないやつが、何の予備知識も入れずガンダムを視聴したときの雑な感想をありのままに綴っているだけなので、面白い考察とかを期待している方は他の人のブログを読んでください。

 

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機動戦士ガンダム

第1話「ガンダム大地に立つ!!」

アムロ、主人公なのに人殺しに全く抵抗がないって珍しいな…。

・たまたま力を手に入れただけの一般人の少年が、軍人相手に無双する感じはなろう系を彷彿とさせる。

・「こいつ…動くぞ!」ってガンダムの台詞だったのか

 

第2話「ガンダム破壊命令」

・「見せてもらおうか、連邦軍モビルスーツの実力とやらを」、「当たらなければどうということはない」など、日本人なら一度は聞いたことある名言が続出してちょっと感動。

アムロ、直接人を撃つのは抵抗あるのに、人の乗ってるモビルスーツを撃つのは特に抵抗ないのね。

ガンダムの手に乗るやつ、MAZARIAで体験できるやつだ!

https://bandainamco-am.co.jp/others/mazaria/jp/activity/activity.php?ac=gundam-daiba-assault

 

第3話「敵の補給艦を叩け!」

・性能的なハンデをパイロットとしての実力で補って戦ったり、敵の奇襲で味方をどんどん失ってしまったりと、逆境で頑張るシャアを応援してしまう回だった。今回はアムロより主人公力高いぞ…。

 

第4話「ルナツー脱出作戦」

・30分とは思えないくらい濃厚な回だった。

連邦軍VSジオン軍の単純な二項対立じゃなくて、連邦軍内部でも衝突があってより話の深みが増した感じ。

・ブライトさんの株爆上げだった、頼れる上司だ…。

・館長を載せた棺桶、宇宙に棄てるんかーい!この世界では普通のことなのかな?

 

第5話「大気圏突入」

ガンダムもザクも超頑丈そうなのに、そのままだと大気圏突入の摩擦熱に耐えられないのは意外。ほいほい宇宙に行って帰ってこられるスーパー戦隊のロボはスゴいんだなあ。

・「俺だって操作方法わかんねえよ」的な会話とか、連邦軍の戦力不足が今回随所で描写されたわけだけど、さらに新敵キャラ・ガルマが登場するの絶望感あっていいね。

ガンダムハンマー、どんな最新装備なのかと思ったら、ただのバカデカいチェーンアレイで笑ってしまった。

・敵パイロットが死に際にシャアに助けを求めるの辛いなあ、ただの勧善懲悪痛快劇には絶対しないという意志を感じる。

 

第6話「ガルマ出撃す」

・ブライトさん、上司と対立しがち。そして軍旗違反の行動をとりがち。

・シャア、冷血な男に見せかけて意外と部下から信頼されてるっぽいし、ガルマみたいな気の許せる友人もいるんだなあ、と思った矢先に腹黒ムーヴし始めて笑った

・前半、アムロガンタンクに乗る必要あったのか?カイとかセーラさんでも操縦できるっぽいし、わざわざアムロを酷使せんでも…

 

第7話「コアファイター脱出せよ」

・戦いが長期化してホワイトベース内部もだいぶギスギスしてきたなー。

・カイ、いつもへらへらしてて他人の神経を逆撫でするようなことばっか言ってるんだけど、なんか嫌いになれない不思議なキャラだ。多分あのひねくれた言動は、常にどこか他人事っぽく振る舞うことで心の余裕を保つカイなりの自己防衛なんだろうなあ。どんな状況に対しても一生懸命すぎて精神的な余裕がなくなってきてるアムロとの良い対比になってる。

 

第8話「戦場は荒野」

・いつにも増して、戦いの虚しさを訴えかけてくる回だな…。親子に物資を与える人情味ある敵偵察隊と、騙し討ちで勝利する連邦軍…。撃墜はされたけど、偵察隊の二人が死ななくてよかった…。

・カイが新モビルスーツガンキャノンに搭乗。カイ、キャラデザからして憎まれ役っぽいし、そういう立ち位置になるとは思わんかったなー。

ガンキャノンの装備ってもしかして肩のキャノン砲しかない?四つん這いで砲撃したりしてるし、人型の意味がないやん…。性能がガンダムより劣るのはしゃーないけど、盾とかビームサーベルとか装備くらい充実させてやってほしい…。

 

第9話「翔べ! ガンダム

アムロが「もう戦うのが嫌になった!」とかいう面倒くさいウジウジシンジくん状態になっちゃう回。伝説の台詞「親父にもぶたれたことないのに!」 も登場。あんなに意地になってたのに、「お前にはシャアを超える才能があるのに」と言われただけでやる気を取り戻しちゃう辺り、まだまだアムロも子どもだ。

・子どもの食べ物を盗む老人や、ガルマを見下しまくるシャアなど、敵味方ともに人間の醜い部分が露呈してた。

・今さらだけど、ガンダムってホントにアムロしか乗れないのか?マニュアルも自動学習AIもついてるし、他の人でも多少なら扱えそうに見えるけどなー。適合率的な何かが必要なんだろうか。

 

第10話「ガルマ 散る」

・タイトル通りガルマが散る回だけど、シャアの狡猾さや野心の大きさ、指揮官としての才能の引き立て役だったなという印象。お坊ちゃんではあったけど、嫌なやつではなかったし、こんな最期はかわいそうだ…。それにしても、死因が100%シャアのせいなのは意外。ガンダムに負けてボロボロになったところをシャアに裏切られてとどめを刺されるとかかと思ってた。

・唐突にイセリナとかいう女性との恋愛模様を描いて、これから死ぬキャラの悲哀を強める演出、なんか井上敏樹脚本感ある。イセリナはこの回だけのゲストかと思ったらまだ出番あるのね

 

第11話「イセリナ、恋のあと」

・冒頭のいつものナレーションが若干短くなった?

リュウが初めてガンキャノンに搭乗。カイより使いこなしてるように見える。

ビームサーベルを改造してジャベリンにしたらしいけど、槍らしくリーチが伸びるとかじゃなくて、先っぽが三ツ又になるだけなのね、攻撃力は上がってるんだろうけど、かなり地味な変化だな。

・ガウ撃破されたときの爆発めちゃくちゃデカいな、何積んでんだろう。

イセリナ様、復讐に囚われたヤバい女になっちゃった…。特攻しようとするのもガルマを彷彿とさせる。

 

第12話「ジオンの脅威」

・遂にいつもの冒頭ナレーションが消滅。アイキャッチの映像も変更に。しかし謎の「シュウ!↑(高音)」は健在。マジでなんなんだこれ…。

・青いザク(調べたらグフというらしい)が登場。トゲトゲしていてなかなかカッコいい。武器は電磁ムチ。ロボットに装備される武器としては相当珍しいのでは?

アムロは「仇」と言われたことにショックを受けて心ここにあらず状態。とうとう白眼まで剥き出しちゃって、またぶたれる。すごろくなら一回休みのマスだなこれ。

・「坊やだからさ」ってガンダムの台詞だったんだ!

 

第13話「再会、母よ…」

水着回じゃん!って軽い気持ちで見始めたら、めちゃくちゃ悲しい回だった。

アムロ、前回戦意喪失したかと思ったら、今回はめちゃくちゃ好戦的で、精神の不安定さがすごい。グフの登場で焦ってるんだろうか。

・今回、敵モビルスーツ出てきてないし、連邦軍の一方的な攻撃ばっかり描写されてきついな…。

アムロがこれまで積み重ねてきた「戦士としての成長」は、戦地にいない母さんにとっては「人間としての劣化」にしか見えないんだろうなあ…。

ガンダムの空中換装が初披露。全然合理的ではないんだろうけど、見た目派手だし、掛け声もなんか子ども向けホビーアニメ的な王道感あってこれはこれでいいな。

 

第14話「時間よ、とまれ」

・かなり異色の回。巨大ロボットをホバーに乗った兵士たちが翻弄する様は進撃の巨人っぽくもある。

・敵側がけっこう間抜けに描写されてたから、そんな感じしないけど、今回相当ピンチの回だったよな…。何分後に爆発するのかわからない爆弾を取り外すのとか超怖いだろうな。

・最後のシーンで敵がアムロの顔を拝みに来たけど、現状アムロガンダムに戦力の大部分を依存してるわけだし、突然銃撃されたりしたらホワイトベース終わりだよな…。やっぱり敵側は、アムロ以外にもガンダムパイロットがいると思いこんでるからそんな危険な真似はしないんだろうか。

 

第15話「ククルス・ドアンの島」

・敵とのバトルがメインじゃない回が続く。

アムロは戦いの中に身を置きすぎて、相手を敵か味方かでしか判断できなくなってるんだろうなー。

・ドアン、ただのゲストにしてはかなりキャラ立っててカッコよかったし、どっかで再登場してほしいな。

・最後、ボロボロのザクを海に投げ捨てた理由がわからん。いや、平和への誓いというか、ドアンの兵士からの卒業を象徴するシーンなんだろうけど、普通に次ジオンからの追撃が来たら終わりじゃない?家も壊れちゃったし、ドアンたちはあの島から出ていくのかな?

 

第16話「セイラ出撃」

・セイラさんがガンダムに乗る回。ガンダムに乗ったからといってシャアの居場所を確実に聞き出せるわけでもないし、ここまでハイリスクローリターンな行動をとる人だったのは予想外。でも結果的には捕虜が捕まって情報を聞き出せてるし、悪運の強い人だ。

アムロは代わりにガンキャノンに搭乗。前回ランバ・ラル in グフと対決したときは心ここにあらず状態だったし、早くまともなコンディションでの直接対決が見たい。

ホワイトベースの子どもたちは、サイド7で生き残った孤児だと認識してるんだけど、未だに船内にいるのは危険じゃないのか?老人たちと一緒に湖で降りて貰うことは出来なかったんだろうか。

 

第17話「アムロ脱走」

・ミライさんの謎サービスシーン。こういうのセイラさん辺りの役割だと思ってました

・前回の戦闘でガンダムかなり破損してたはずだけど、普通に直ってるのね。

ガンダム降りろって言われただけで泣き出しちゃうアムロ、ガラスメンタルすぎないか? あと、家出するにしてもガンダムは置いてけよ! 

・先週セイラさんがガンダム動かしてたし、やっぱリュウでも操縦できちゃうのね。現状アムロの負担がでかすぎるし、アニメ的な見映えはともかく、普通にパイロットは交代制にしたほうがいいよね。

 

第18話「灼熱のアッザム・リーダー」

・前回と全く同じ空中換装練習シーンから始まったから、再生する動画間違えたかと思った。かなり強引なねじ込み方に見えたけど、ガンダムにも販促ノルマとかあるんだろうか。

・移動砲台アッザムには何とか勝利するも、またアムロの独断行動が裏目に出る。人型じゃない強敵は初かな?そもそも連邦軍本部は、訓練を積んだ正規のパイロットもろくにいないホワイトベースに、超高性能モビルスーツであるガンダムを預けっぱなしでいいんだろうか。

・人の大勢いる採掘基地を爆撃するのは躊躇なくできるけど、目の前に丸腰で倒れている敵兵は助けずにいられないのが、実にアムロらしい。人間味は感じるけど、都合の良いときだけ軍人ぶったり、一般人ぶったりするのはかなり卑怯でもあるよな…。

 

第19話「ランバ・ラル特攻!」

・またしても空中換装の練習シーンからスタート。

・今回フラウ・ボゥジオン軍に捕まってたけど、そういやなんで外出時まで連邦軍の制服着てるんだろう…。デメリットしかなくない?

ガンタンクのキャタピラが破損したとき、とっさに上半身を分離して固定砲台になる覚悟を決めるハヤトカッコいいな。特にその後見せ場無かったけど!

・さんざん苦戦したグフをやっと撃破。でも、なぜグフは剣で挑んでしまったんだ…。ガンダムは銃を捨ててるんだし、いつものように遠距離からムチでビシビシやってたら勝ってた気がする。

・独房から出してくれと叫ぶアムロ、かなり見苦しい。脱走した時点で処分を覚悟できてないのが甘いところだよなあ

 

第20話「死闘! ホワイト・ベース」

ランバ・ラル退場回。ホワイトベースに乗り込んだときも、むやみやたらに敵を殺さず、フラウ・ボゥを見逃してたし、アムロが咄嗟に助けようとしてしまうのも頷けるくらい、いいキャラだったなー。セイラさんとの関係については後々もう少し掘り下げるんだろうか。

・正直今回、連邦軍のみんなの態度がコロコロ変わりすぎて、気持ちがついていけなかった…。

・序盤、アムロは前回に引き続き心がすさんだ反抗期状態。またぶたれてる…。

・まさかのセイラさんがガンダムに再搭乗。アムロは自分以外がガンダムに乗ったら不貞腐れるかと思ったけど、冷静にセイラさんにアドバイスしたり、応援したりしてて切り替えの早さにビビる。

・結局すぐに引き返したとはいえ、カイやハヤトがあっさりホワイトベースを見捨てようとしたのはちょっとショック。

 

第21話「激闘は憎しみ深く」

ランバ・ラルを失ったハモンが特攻してくる回。しっかり部下一人ひとりの名前を覚えて一言ずつ激励する様子が印象的。以前店に居合わせたアムロに食事を奢ろうとしたのも、面白がってとかじゃなく、ホントに優しさからなんだろうなあ。てかイセリナ様といい、ガンダム世界の女性は愛する者を失ったら特攻しなきゃならん決まりでもあるのか。

・遂に連邦軍側のメインキャラが退場。これはマジでビックリした。リュウさん、ジャイアンみたいな見た目なのに、組織の潤滑油として一番頑張ってたよなあ。

・ブライトさんの弱さもいろいろと明らかに。アムロの教育のためといいつつ、アムロに対して心を開こうともせず意固地になってたんだろうな…。そしてそういうことに気付いて二人のために奔走できるリュウさんが死んだのは大きな損失だ…。

・遂に、アムロ物真似の代名詞「アムロ、行きます!」が登場。

 

第22話「マ・クベ包囲網を破れ!」

・ブライトさんが心労で倒れ、ミライさんが指揮官に。しかしそのミライさんも、「リュウ…ブライト…助けてbot」に。指示もめちゃくちゃで振り回されるアムロたちが可哀想。ミライさん、ここまで大人の余裕で皆を安定してフォローしてきたから、ここまで取り乱すの珍しいな。

・あんだけ苦戦したグフが、わらわら湧いてくる雑魚敵扱いになってる!

・これまでどんなに爆撃くらっても無事だった防御力最強ホワイトベースが、ビームに貫かれて墜落。強力なモビルスーツ頼りの全面攻撃より、意外と今回みたいな小さい奇襲の積み重ねによってピンチになることの方が多いね。

 

第23話「マチルダ救出作戦」

ガンダムのパワーアップメカ・Gファイターが登場。絶体絶命のピンチに、主人公がぶっつけ本番で新アイテム使って逆転する王道展開がガンダムで見られるとは…。てかこれアムロより、当然のように初見のマシン操縦してるハヤトの方がすごくないか?

・遂にグフがコアファイター単体で撃破されるレベルに…。

・ミライさん、前回よりはだいぶ落ち着いてたけど、やっぱり指揮官としては頼りないなあ。肝座ってるセイラさんの方が向いてそう。ブライトの隣にいたときは輝いてたし、能力が劣ってると言うより、単純にサポート役の方が性に合ってるんだろうね。

・マチルダさん、帽子とると坊主みたいで違和感すごい。あと、次回予告ネタバレしすぎでは!?

 

第24話「迫撃! トリプル・ドム」

・マチルダさん、いつか死にそうなキャラだとは思ったが、こんなに早いとは…。次回予告でネタバレしてほしくなかったな…。リュウさんの後だったからそう感じるだけかもだが、あんまりドラマチックな死じゃなかったのはちょっと意外。

・前半、マチルダさんと写真撮っただけではしゃぐアムロがかわいい。メンタルよわよわだから、彼女が死んだらめちゃくちゃ取り乱しそうと思ったけど、そんなことはなかった。彼も戦士として成長してるのね。

黒い三連星・ドムが登場。ジェットストリームアタック、たいそうな名前の割りに、重なって順番に攻撃するだけという、小学生が考えたみたいな技でちょっと面白い。

Gファイターは、ガンダムをすっぽり覆うアーマーにもなる…けど正直地味だな。戦隊ロボの強化みたいに各部にくっつくか、腕換装するかしてほしい。

 

第25話「オデッサの激戦」

・いくらスパイを発見したとはいえ、ホワイトベースの主戦力のパイロットが単身で乗り込むのは軽率すぎでは!?最悪船内全員グルの可能性もあったわけだし。アムロはもっと丁重に扱われるべきだと思う。

・カイのガンキャノン毎回ピンチに陥ってるな…。あと、ガンタンクのキャタピラ破壊されがち。

・スパイは捕らえ、ドムは全員倒し、水爆ミサイルも無事に処理するなど、今回は連邦軍側完勝だ。マ・クベを取り逃がしたことがちょっと不安なくらいか。てかあんだけ引っ張ったオデッサの戦いがこんなあっさり終わるとは思わなかった。

 

第26話「復活のシャア」

・水陸両用の新モビルスーツ・ゴックが登場。馬力と防御力の高さが売りなのね。かなりギリギリの戦いだったとはいえ、お披露目回なのに二体とも倒されるとは…。

リュウさん死亡かつ新メカ登場のおかげで、セイラさんも完全にパイロットとして定着してきたなー。主人公機の強化も担う重要な新メカのパイロットに女性キャラが選ばれるのは、現代から見ても珍しい気がする。このアニメ、玩具販促のことはどれくらい意識してるんだろうか。あと今後、新レギュラーキャラとか入ってきたりするのかな?

・シャアが超久々に登場。ガンダムへの個人的な執着も見せ始め、王道ライバルキャラにさらに近づいてる。地味にガンダムハンマーも改良のうえ再登場。

 

第27話「女スパイ潜入!」

・カイメイン回だ!ホワイトベースを降りるときも、帰ってきたときも周囲の反応が素っ気ないのが、カイと皆の独特の距離感を物語ってていいな。てか軍人をやめる場合は一年間刑務所入らないといけないんじゃなかったっけ?

・カイ、ミハルの目論見を一瞬で見抜くけど、それでも協力してしまう甘さがいいなあ。この二人の微妙な関係性はもうちょい見ていたいけど、ミハルめっちゃ死にそう…。そもそもスパイとしてホワイトベースに乗り込むまではいいけど、どうやって帰ってくるつもりなんだ…。

ズゴック登場。ゴックとは色が違うだけ?名前は強そうだけど、性能的にもゴックより高いんだろうか。

 

第28話「大西洋、血に染めて」

・前回に引き続き、カイのイケメンムーブがすごかった。もっと美形のキャラデザだったら今でもすごい人気出てそう。そしてミハルはやっぱ死んじゃうのね…この死に方はカイ責任感じるよな…。

・いい加減ホワイトベースの子どもたちはどこかに降ろせないんだろうか…。こんな危険度MAXの最前線にいるよりずっと良いと思うんだけどなあ。

モビルアーマー・グラブロが登場。モビルスーツよりでかくて、人型じゃないのがモビルアーマーという解釈でいいんだろうか。

 

第29話「ジャブローに散る!」

連邦軍の本拠地ジャブローに到着。カイがミハルにすごいあっさり伝えちゃってたけど、本部の場所がジオンにバレるってかなりのピンチじゃないのか…?

・ゾック登場。また水陸両用タイプだが、高いジャンプ力が売りなのか…?グフやドム、ゴック、ズゴックなども登場し、モビルスーツのバーゲンセール状態。連邦軍側も新たなモビルスーツ・ジムをお披露目するけど、ガンダムの生産タイプという割に特に活躍シーンなかったな…。

・シャアは赤いズゴックに搭乗。やはり通常タイプよりスピードが速い。ザクもそうだけど、もしかしてシャアのためだけに赤く塗ってるのか?何のために!?

・マチルダさんと結婚する予定だったウッディ大尉が登場するも、あっさり死亡。しかもほぼ無駄死になのが切ない。

 

第30話「小さな防衛戦」

ホワイトベースの子ども三人組、カツ・レツ・キッカ主役回。連邦軍本部の育児センターから普通に脱出できちゃうの、設計ミスでは?

・三人はジオンが仕掛けた爆弾を見つけ、遠くに捨てにいくという大手柄。外したら即爆発する仕様じゃなくてよかった…。

・最終的に三人はホワイトベースに同行することになるけど、三人が役に立つ立たない以前にやっぱ危険すぎるしこのオチにはあんまり納得いかなかったな…。育児センターの無気力な子どもたちみたいになるくらいなら、死のリスクがあっても望んだ道を選ぶ方がいいってことなんだろうか…。

・新モビルスーツアッガイが登場。似たような形状のモビルスーツ増えすぎて流石に判別できなくなってきたな…爪を洞窟の天井に突き立ててターザンのように移動するのが印象的。

 

第31話「ザンジバル、追撃!」

・シャアの乗るザンジバルとの、超久々の宇宙戦闘。換装時に隙ができるから、最初からガンダムGファイターで出撃した方が良さそうに見えるけど、ヒーローが必殺技をとっておく的なお約束なのかな。

モビルアーマー・ビグロが登場。高速戦闘が強みらしい。地上戦用のドムは改修され、リック・ドムに。「陸からリックに」っていうクソ下らないダジャレが浮かんできて死にたくなった。

ホワイトベースに女好きのチャラ男・スレッガー中尉が追加で搭乗。普通に実力はあるみたいだけど、しばらくはヘイトを集める係になりそう。初期は嫌味ばっかり言ってたカイも仲間としてだいぶ馴染んだ感じあるし、それに代わってホワイトベースを掻き回す役割なのかね。

・ブライトさんのミライさんへの恋心がわかりやすすぎる…。てかこの二人何歳くらいなんだろう。

 

第32話「強行突破作戦」

・冒頭、いきなり次回予告のBGMが流れ出して一瞬で終わったのかと焦った。

・序盤は黄色いモビルアーマーザクレロが登場するも、割とあっさり撃破。なんかの伏線かと思ったけど、何の意味があったんだこの戦闘…。

ホワイトベースはシャアとドレンに挟み撃ちされるが、このピンチを勇敢に切り抜ける。数々の死線を潜り抜けてきた皆の成長が伺えるね。てか最後に登場したガンダムの強キャラ感すごいな…。

・スレッガーは予備のGファイターに搭乗。え?予備!?めっちゃさらっと言ったけど、Gファイターって量産できたの!?

・「弾幕が薄いぞ!」って言葉をニコニコ動画以外で使用してるの初めて見た…。

 

第33話「コンスコン強襲」

・前半はまた新型モビルスーツとの戦闘。トリッキーな能力を持つ相手で、逃がしてしまう。後半はリック・ドム12機との戦闘だが、無双ゲーム並みの勢いで全機撃破。言うほど「コンスコン強襲」してなくない?

・中立国のサイド6にて、アムロは父と再会。しかし父は酸素欠乏症で、まともな精神状態じゃない(軽い認知症的なイメージか?)。父とも母とも解り合えない孤独なアムロが可哀想…。

・ミライさんの許嫁、カムランが登場。「何でも父に頼んであげるよ」という典型的なお坊ちゃんキャラだが、ミライさんへの愛は本物で、決して悪い人ではなさそう。とはいえ、死を見すぎた軍人と平和ボケした一般人はやはり釣り合わないのか速攻フラれる。二人のイチャイチャを見て、少年のようなリアクションをするブライトさんが面白い。

 

第34話「宿命の出会い」

・雨宿りの最中に、神秘的な雰囲気の美女に出逢う…これなんて言の葉の庭

・ついにアムロとシャアが対面。なのにアムロは緊張でガチガチだし、シャアは気づかないしで特にドラマは起こらず拍子抜けした。連邦軍の軍服着てて、名前と年齢まで告げたのに気づかないってことは、ジオン軍にはガンダムパイロットの情報って一切伝わってないのか?てかシャアは有名人なのによく敵の前で堂々と本名を名乗ったな…危機管理意識低くない?

・こういうときこそセイラさんはシャアに逢いに行くべきだろ…どこにいたんだ。

アムロは前回に引き続き戦闘では無双。圧勝してるはずなのに不穏なBGMが不安を掻き立てる…予知能力が開花してるっぽいのはララの影響なのか?

 

第35話「ソロモン攻略戦」

連邦軍がソロモンを攻撃する総力戦。ここまで大規模な戦闘は初めてかもだが、アムロの「これが戦場…」発言は流石に今更すぎない?

・カムラン、一話限りのゲストキャラかと思いきや、結構出てくるな…。前回ミライさんに見せた中途半端な漢気がこの人の器をよく表している…。

連邦軍は鏡を大量に並べてレーザーみたいなので敵を一掃。なんかめちゃクソ強いけど、これエネルギーは完全に太陽光のみなのかな?

・またガンタンクがキャタピラをやられてる…。これまでイマイチ掘り下げられなかったハヤトが内面を吐露する場面もあるが、闇落ちしたりしないよね…?

 

第36話「恐怖! 機動ビグ・ザム

・え、いつの間にミライさんとスレッガー中尉そんな関係になってたの!?恋心を抱くような描写あったっけ?ブライトさんはどこまで察してたんだろうか…。

スレッガー中尉、指輪を預かってて欲しいとか急に言い出したり、露骨に死亡フラグ建てたと思ったらほんとに死んだ…。登場当初もっとトラブルメーカーになると思ってのに、普通に最後まで大人な雰囲気のキザ漢だった、疑ってスマン…。

・前回から登場の連邦軍の量産兵器・ボール、遠隔操作機かと思ったけど、普通に一つ一つにパイロットがいるのか。やだなあ、これ乗るの。手足ついてないし、いかにもやられ用の機体じゃん…。

・新モビルアーマービグ・ザム登場。腕がなく、足が妙に細長い不気味さが「化け物」という言葉にピッタリ。しかも長距離ビーム無効化、激強ビーム持ちという攻守最強の敵。ただ犠牲はかなり出たとはいえ、結局いつも通りその回のうちに撃破しちゃったのは残念。

 

第37話「テキサスの攻防」

マ・クベの乗るモビルスーツ・ギャンが登場。騎士みたいな見た目でカッコいい。盾からミサイル大量発射するのもカッコいい。

マ・クベ、いかにも冷徹なキャラっぽいから、シャアの助けをむきになって断るとは思わんかった。うーん、せっかくこの前生き残った割には見せ場なく退場したなあ。

・シャアはプロト版の専用モビルスーツゲルググに搭乗して高みの見物。やっぱり「私のは赤くしてください」って毎回頼んでんのかこれ?

・EDのララのクレジットがいつの間にかララァになってる!?時々なんか発音おかしいなと思ってたけど、まだ名前固まってなかったのか、スタッフ間の意思疎通がとれてなかったのか…。

 

第38話「再会、シャアとセイラ」

ニュータイプという言葉が本格的に登場。こんな終盤なんだ…。

ニュータイプの能力は、相手の思考を読み取ること?でもララァを見ると、未来予知しているようにも思える。

・こんなチートみたいな能力を持ったアムロと互角くらいに戦えるシャアがすごすぎる。そしてザンジバル一機でワッケイン艦隊を倒すのも強すぎる。

・たしかランバ・ラル戦のときは勝てたのはパイロットの実力ではなく、ガンダムの性能のおかげだ!みたいなこと言われてたのに、今やガンダムの反応速度がパイロットの能力に追い付かなくなってるんだなあ。

・全人類がニュータイプの能力に覚醒することがジオンの目的?シャアはニュータイプを排除しようとしてるのかな?

 

第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」

・神秘的な効果音と共に大量爆撃するやつ、ギャラクトロンを彷彿とさせる。

ニュータイプの抽象的な脳内描写、2001年宇宙の旅っぽい。

木星帰りの男、シャリア・ブルがモビルアーマーブラウ・ブロで出撃。ニュータイプ能力と、触手の先のビーム砲を駆使したオールレンジ攻撃が特徴。もうニュータイプ以外は戦いについていけなくなってきたな…。

ニュータイプは超発達した洞察力をもつ人間ってことか。戦争が産み出した人類の変異種とか言われてたけど、この能力は人為的に後から付与することはできるのかな。

・EDクレジットが今度は「ララア」に。「ララ」なのか「ララァ」なのか「ララア」なのかはっきりしてくれ!

 

第40話「エルメスララァ

ヒットラーの話が出てきた。こういうファンタジー作品に、現実世界の人物を出されるとなんか違和感がある。

連邦軍側はどれくらいニュータイプのことを知ってるんだろう。噂とか迷信レベルの話だと思ってたのかな。

ガンダムの性能を向上させるために都合よく博士が登場。博士と軽口を叩きあうアムロになんだか大人の余裕というか成長が感じられる。

・シャアはゲルググ(グロンギ語っぽい名前だ)に搭乗してガンダムに立ち向かう。イマイチ戦闘シーンにあわないシャアの挿入歌みたいなのが突然流れてきて困惑。しかも肝心のシャアは押されまくってるし。ここに来てアムロとシャアのパワーバランスが完全に崩れたわけだけど、最終話までにシャアのパワーアップイベントはあるんだろうか。

 

第41話「光る宇宙」

・周囲に認めてもらいたくて脱走したりしてたアムロが、「自分は特別な人間じゃない、ホワイトベースのみんながニュータイプなんだ」って言うのすごい変化を感じる。

・ララアがシャアをかばって死亡。シャアが激昂してたけど、ガルマのように自身が勝利するための駒としてじゃなく、一人の人間としてちゃんと愛情を持ってたんだなあ。もう少し二人の馴れ初めを詳しく描いてほしかった。

アムロはララアとそんなに絡みは無かったけど、自身と同じ能力をもち、和解の可能性があったせいか号泣。しかし立ち直りが非常に早い。人の死に慣れすぎたのか…。

・ミライさん、セイラさん、シャアにもニュータイプの兆候が見られる?

ソーラレイシステムは、以前連邦軍が使ってた鏡を並べるやつじゃなくて、大筒から発射するやつなのね。

 

第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー

・たった一撃で約半数の主力艦隊を破壊するソーラ・レイ・システム強すぎでは?高性能モビルスーツの開発より、こっちを連発できる仕様に改造した方が効率よさそう。

・シャアが(未完成の?)モビルスーツジオングで出撃。名前に「ジオン」って冠してるの、最終決戦機っぽいな。脚はついていないが、「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。」とのこと。まあ宇宙戦闘なら要らないよね。ってかこれガンダムのセリフだったのか…。妙にキャラ立ってる隊員だなあ。

・やはりシャアもニュータイプだった模様。しかし、アムロほどはその能力を使いこなせていない。あと一話で綺麗に終わる気が全くしないけど、さてどうなる最終話!?

 

第43話「脱出」

・遂に最終話。しかしOPとEDはいつも通り。そもそもこの時代って特殊OPとかの概念があんまりメジャーじゃなかったんだろうか。

・頭部だけで逃げ回るジオングと、頭部を吹き飛ばされた状態のガンダムが対比になってる。

・ともにボロボロの機体を降り、生身で銃撃戦したりフェンシングしたりするアムロとシャア。そしてシャアはキシリアにバズーカを撃ち込み、爆風の中に消える。最期はアムロに倒されると思ったからこれは意外。とはいえ明確な死亡シーンはないし、一応生死不明エンドなのかな。

・一方アムロニュータイプ能力をフル活用し、ホワイトベースの皆を避難させる。ニュータイプほんとに便利だな…。アムロが以前言った「ホワイトベースのみんながニュータイプなんです」っていうセリフを踏まえた展開にも見える。

ホワイトベースの人たちが全員生き残ったのはご都合主義かもしれないけど、とにかくハッピーエンドでほんとに良かった…。戦いの象徴であるホワイトベースガンダムも大破して、最後にはコアファイターも降りて、笑顔でみんなと再会するアムロの姿を見ると、これで本当に終わりなんだなって想いが込み上げて感動した…。

 

 

 

 なんかイマイチ語彙力の乏しい感想でしたが、以上です。こうやって見返すと、序盤の方はあんまり気持ちが乗ってなかったのか、終盤に行くほど1話あたりの感想量が増えていってますね…。

 誰でも言えるような月並みな感想で締めくくると、現在まで続く人気シリーズの最初の作品だけあって、やはり「名作」でした。「あっこのセリフ、どっかで聞いたことあるぞ!」とか、「意外と『アムロ、行きます!』って言ってないじゃん!」とか、ガンダムが超人気コンテンツになった今だからこそできる楽しみ方もいっぱいあったので、皆さんもぜひ見てみてくださいー。

 

【シャニマス】杜野凛世GRAD編で奥歯砕け散ったオタクの怪文書

はじめに

 お久しぶりです。ツユモです。

 突然ですが私、去年の夏くらいからアイドルマスター シャイニーカラーズというゲームにハマっております。

 知らない方(はこんな記事読まないと思いますが念)のために説明すると、プレイヤーがプロデューサーになりきって、可愛い2次元の美少女たちとコミュニケーションをとりながら、最高のアイドルを育成する、という感じのゲームです。

 「シャニマス」は数あるアイドルマスターシリーズの中でも特にシナリオ面での評価が高く、「チエルアルコおじさん」「Not Equalおじさん」など、数々の考察大好きオタクたちに、怪文書を生み出させてきた実績があります。

 基本プレイ無料かつ、スマホでもブラウザでもできるので、興味ある方は下のリンクからぜひ。思ったより沼が深いので、覚悟してプレイしてください(暇だったら今度また別途、布教記事書きます)

shinycolors.idolmaster.jp

 

 先日、そのシャニマスに、WING編・感謝祭編に続く、GRAD編という名の新たなシナリオが追加されました。

 さっそく、私の担当アイドルである杜野凛世さんでプレイしてみたので、今回はその考察および感想を書きたいと思います。

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▲杜野凛世(以下、敬称略)

 正直なところ、プレイ後の率直な感想としては、感情が溢れてきすぎて、「エモい!」「映画化決定!」「シナリオライターノーベル文学賞授与しろ!」くらいしか浮かんできませんでした。そのくらい素晴らしいシナリオだったんです。ただ今回は、世にはびこる怪文書おじさんたちを見習って、もうちょっとだけ頑張って言語化してみようと思います! 怪文書を書くのは初めてなので、お見苦しいところも多々あるとは思いますが、ぜひ最後までおつきあい頂けるとありがたいです。(お気軽にコメントください)

 

※ここから雑念を排除するため、ですます調をやめます!

 

 

第1章 杜野凛世という特異点

 まず本題のGRAD編の考察に入る前に、杜野凛世というキャラクターの「異常性」について解説しておきたい。

 冒頭で説明したように、そもそもシャニマスというゲームの最大の売りとは、「アイドルを目指す美少女とコミュニケーションをとり、親睦を深めていくこと」である。より具体的に言えば、「プロデューサーとアイドルという仕事の上での信頼関係」が、「一組の男女の恋愛関係」に少しずつ近づいていく過程を楽しむ、一種の恋愛ゲームなのである。

 

 ただここで注意しておきたいのは、「男女の恋愛関係に『近づく』」という表現である。あくまで「近づく」だけで、恋愛関係に「なる」ことは絶対にない。たとえアイドル側がプロデューサーに対して、「信頼」という言葉では説明のつかないほど超好意的素振りを見せたとしても、それは一応「匂わせ」の範疇に収まる行動である。アイドルは決して、告白やプロポーズ、ボディタッチのような露骨すぎる言動は取らないし、プロデューサー側もアイドルの「恋愛感情」には絶対に気づかない(もしくは気づいていないように振る舞う)のがこのゲームの暗黙の了解なのである。

 もちろんここには、「プロデューサーが誰か一人のアイドルを選んで付き合ってしまったら、アイドルコンテンツとしての前提が破綻してしまい、サービスができなくなる」というゲーム製作陣側のメタ的な理由も含まれているだろう。

 

 しかし、杜野凛世というキャラクターに関しては例外中の例外である。他のアイドルが一生懸命に擬似的・婉曲的な愛情表現をして少しずつプロデューサーとの距離を縮めていく中、彼女だけはどストレートにプロデューサーへの愛を口にしてしまうのである。簡単に言えば、「プロデューサーさま大好き人間」なのである。

 凛世にこのような超法規的発言が許されているのは、彼女のもつ独特の人間性のおかげである。服装からもわかるとおり、古風かつ雅な世界を生きる彼女の価値観や言動は、一般的な同年代の少女とはズレたものが多い。そのため彼女の愛情表現が、プロデューサーを含む他者からは、どういったニュアンスのものなのか、またどこまで本気にすべきものなのかが完全には把握できない。(唯一、彼女のモノローグを見られるプレイヤーのみ、凛世が抱いている感情が「愛」にほかならず、かつそれが超巨大感情であることを知ることができる。)

 さらに、凛世自身は異常なまでに献身的かつ控えめな性格をしているため、自身の愛情表現に対してプロデューサーが応えることを一切要求しない。それどころか「プロデューサーさまに……見ていただける……それだけで…」などと言ってしまうのである。

 要するに、凛世だけは、他のアイドルがこれからプロデューサーと構築していく関係性の、最終到達地点に始めからいるのである。

 WING編では、そんな「プロデューサーにしか愛情を注げない純粋乙女だった凛世」が、仕事を通して「ファンに対しても同じくらい大きな愛を抱くことのできるアイドル」へと成長していく様が描かれている。図式化すると、以下の通りである。

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▲杜野凛世 WING編の流れ

 もちろんこれは、少しずつ相手に心を開いていき、「信頼→愛情」という道筋を辿る、その他大勢のアイドルとは全く異なるストーリーとなっている。

 

第2章 GRAD編がもつ意味

 第1章で確認したように、感動的な成長物語であるWING編は、完成度としては非常に高いコミュであることは間違いない。しかし一方で、この結末は見方を変えれば、凛世の中に「プロデューサーを想う少女」と、「ファンを想うアイドル」という背反する二つの人格が生まれてしまったとも捉えられる。

 そして今回実装されたGRAD編では、この「2つの人格の狭間で苦悩する凛世」が真正面から描かれているのだ。

 まずGRAD編には、切り分けられた人格を可視化する装置として、凛世がドラマで二つの役柄を演じる、という特殊なシチュエーションが用意されている。ドラマの簡単なあらすじは以下の通り。

 

 ①身寄りのない少女を下働きとして拾った博士。二人は徐々に親睦を深めていく。

 ②博士が舞踏会に出かける夜など、一人家に残される少女は、彼を想って「会いたい」と呟くようになる。

 ③ある晩、舞踏会から戻ってきていた博士は、偶然少女の「会いたい」という呟きを耳にする。

 ④少女が自分以外の誰かを想っているのだと勘違いした博士は嫉妬に狂い、超技術で少女から「あ」以外の言葉を奪ってしまう。

 ⑤その後博士は、超技術で博士の想いを裏切らないようプログラムされた、少女(=少女α)と全く同じ外見のAI(=少女β)を製作し、さらに超技術で少女αから奪った「あ」以外の言葉をβに移植する。

 ⑥屋敷の外で生活するようになった少女αは、博士の傍で暮らす少女βを羨み、反対に、博士が本当に愛しているのは少女αだと知っている少女βは、少女αを羨む。

 ⑦長い時が経ち、少女αは死去。博士も天に召されようとする中、少女βが博士に最後にかけた「ーいたい」という言葉のあたまの一音は、限りなく「あ」に近い響きを残した。

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▲少女α(右)と少女β(左)

 言うまでもなく、博士を想いながらも言葉を奪われ、「あ」しか発することができなくなった少女αとは、プロデューサーを恋い慕う「一人の少女としての凛世」のメタファーである。一方、「あ」以外の言葉を持ち、博士の傍にはいられるものの、本当の愛を与えられることは永遠にない少女βとは、「アイドルとしての凛世」を表している。

 これはシナリオ内で、プロデューサーの前では少女αの、ダンストレーナーの前では少女βの演技練習をするというシーンがあることからも伺える。余談だが、少女βがAIだから人間と違って老衰しないことを強調する結末も、アイドルが血の通った人間ではなく、コンテンツとして半永久的に消費される存在だということを表しているようである。

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▲WING編とGRAD編の関係性

 このドラマで特に注目したいのは、少女α、少女βともに、不完全でかわいそうな存在として描かれていることである。これは、自分の人格を「少女α」と「少女β」に切り分けることを「成長」とみなしたWING編を否定するメッセージにほかならない。

 そして実際、WING編のハッピーエンドがその場しのぎの見せかけに過ぎなかったことがGRAD編では強調されていく。「恋する少女としての凛世」の想いはプロデューサーに届かない(もっと言えばアイドルマスターという枠組みがある以上今後永遠に届くことはない)上に、 αとβに分裂させた影響で、「アイドルとしての凛世」もまた不完全なものになってしまったことが明示される。

 

 より具体的に言うと、作中でダンストレーナーは、「あ」を持たない少女βである「アイドルとしての凛世」について、「パッション」「エモーション」「表現したいっていう欲」が感じられないと述べる。「アイドル」という役割をきちんと演じられるからこそプロデューサーの傍にいることができると理解している凛世は、動揺し苦悩する。

 

 「あ」が欠けていることを突きつきけられた凛世には、「(あ)なたさまに(あ)いたい」という欲を上手く言葉にすることができない。そしてそのまま海に向かった凛世は、プロデューサーに求めてもらうために「あ」を持った完璧なアイドルに必死でなろうとするものの、反対に純粋な少女としての、プロデューサーに「あいたい」という想いばかりが募り、「いたい」に変わってしまう

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▲「会いたい」という想いが心の痛みに変わる(ここ考えた人天才すぎるだろ!!)

 その後、駆けつけたプロデューサーの「凛世には「あ」がないわけじゃない。出すのをためらわず、もっとわがままになっていい」という言葉を聞いた凛世は、やっと「あいたかった」と口にするのである。

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▲『オマエさ、そんな顔すんの……反則』

 ここの解釈はすごく難しい。ネットにおける一般的な解釈としては、純粋にPラブ的な感情を露わにした、実質的な告白シーンのように捉えられているようだが、個人的には異議を唱えたい。むしろ凛世は、この「あいたかった」という言葉を口にしたとき、目の前のプロデューサーに対してのみ持っていた「あいたい」という気持ちが、「プロデューサーに会いに来て欲しい」すなわち、「人の心を動かしたい」という欲望の延長線上にあるものだと気づいたのではないだろうか。「あいたかった」のすぐ後に凛世は、「前に……進みたくて…………人の……心を動かしたくて…………」と言っているが、本当にプロデューサーのことしか頭にない告白なのだったら、「人」なんてプロデューサーをその他大勢と同一視するような言葉(しかも「少女」としての言葉ではなく、「アイドル」としての向上意欲を表した言葉)が直後に来ないと私は思う。

 ここまで図式化すると、以下の通りである。

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▲GRAD編における凛世の変化

 目的はあっても手段のなかった少女αと、手段はあっても目的のなかった少女βがうまく交わり、きちんとアイドル活動においても目的(=自分の欲)を見出すことができたのである。

 アイドルとしての「あ」を認識することができた凛世は、また一回り成長できたと言えよう。最後に残った、「少女α」の「手段」(表の左下)については、依然として「あ」しか発することができない(=非常に限られた愛情表現しか取ることができない)ままではあるが、「あ」だけでも伝わるものがある、というのはGRAD編で何度も強調されたことである。プロデューサーも最後に、アイドルの「あ」に対して、「ちゃんと、耳を澄ませられる自分でありたい」という想いを示していることも大きな救いだろう。

 さらに、「全部揃っていなかったからこそ、自分の欲に気づくことができた」という形で、WING編で二人がたどり着いた結論も決して間違いじゃなかったことを確認し、物語は締めくくられる。

 

第3章 凛世がこれから目指すべき未来

 ここまでさんざん拙い考察や感想を垂れ流してきたが、この章からは特に、自分の個人的解釈と妄想が多分に含まれるのでご注意願いたい。

 GRAD編で大きな試練を乗り越えた凛世は、この先どのような未来を歩むのだろうか。

 その疑問を解決するにあたって、今の凛世の行動原理の根幹にあるプロデューサーへの感情について検討する必要がある。そもそも、どうして凛世はこれほどプロデューサーに惚れ込んでいるのだろうか。

 

二人の出会いは以下の通り。

 ①スカウトのため、街を歩くプロデューサー。

 ②そこでたまたま下駄の鼻緒が切れてしまい、しゃがみこむ凛世を見つける。

 ③本で読んだ知識を参考に、ハンカチを引き裂いて応急処置するプロデューサー。

 ④凛世の美人さと気品に気づいたプロデューサー、「俺が必ず最高の舞台に連れていってみせる」とスカウト。

 ⑤後日事務所を訪ねた凛世、「心を決めました。」「これからは一生、貴方さまに、ついて参ります。」とお返事。

 

 ここでの「一生ついていく」という発言や、このあとのコミュを見てもわかるが、凛世はスカウトされた時点でプロデューサーにかなり心奪われているように見える。

 だがはっきり言って、凛世がいくら狭い世界を生きて来た初心な少女で、プロデューサーが超絶イケメンスパダリだったとしても、たったこれだけのやりとりで惚れ込むのには無理がないだろうか。いや、一般的なゲームやアニメ、少女漫画だったらこの程度で惚れることにそこまで疑問は持たないかもしれない。より正確に言うと、凛世関連の考え尽くされたシナリオと、病的なまでに繊細な心情描写から考えると、本当にこれで「恋に落ちた」(このデフォルメされた表現も凛世コミュの世界観に合わない気がするが)とは私には思えないのである。

 

 ここで一つ思い出したいのが、凛世の少女漫画好き設である。良い家柄に生まれ、雅だが狭い世界を生きて来た凛世にとって、広く俗な世界を味わうことのできる唯一の窓口が少女漫画だったのだと察するのは容易である。多かれ少なかれ「もっと広い世界を自由に生きてみたい」という感情を抱いて生きてきた凛世の中で、その欲求がいつしか「誰かに恋をしたい」に変質しても不思議ではない。つまり、凛世はプロデューサーの愛を純粋に欲しているのではなく、新しい世界を知ること=誰かに恋することそのものを欲している状態なのではないだろうか。だからこそ、出会いの場面では、少女漫画さながらの「ある日突然、素敵な男性と運命的な出会いをして、恋に落ちる」という流れを無意識的に演じてしまったのである。(コミュタイトルも「運命の出会い」である)

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▲少女漫画オタクの凛世(かわいい)

 また、正直なところ、凛世とプロデューサーが結ばれる未来があまり想像できない。むしろ人間的な相性としては、超仕事人間のストイックなプロデューサーは、夏葉あたりと結婚するほうが自然である。

 あまり考えたくないが、おそらくいつか恋に恋する年頃を過ぎた凛世も、ふと「どうして自分と全く共通点のないプロデューサーさまのことがこんなに好きなんだっけ」と思うはずである。そして、今抱えているプロデューサーへの巨大な愛は、自分に優しくしてくれて、知らない世界を教えてくれた恩人に対する「敬愛」であり、共に隣を歩んでいくパートナーへの「LOVE」とは違うものだと気づくはずである。

 すなわち、プロデューサーを恋い慕う少女αは消滅し、アイドルとしての少女βのみが残るのである。これはGRAD編のドラマの結末にも重なる。GRAD編における変化としても、「プロデューサーの心を動かしたい」という特定個人への恋心から、「人の心を動かしたい」という、より一般的な欲求に変わったことが読み取れる。

 少しGRAD編海岸での凛世の台詞を振り返ってみると、「あいたかった…」→「前に進みたくて……人の心を動かしたくて……」→「わからなくて……」→「あなたさまにあいたかった…」という流れになっている。

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▲GRAD編 海岸の台詞

 一度、凛世の頭の中で、プロデューサーという存在が「世界で唯一のあなたさま」ではなく、「人」として一般化された(=恋が一瞬醒めた)あと、自分のプロデューサーへの気持ちが「わからなく」なって、再び「あなたさま」に戻ってくる。

 ここには、「プロデューサーへの愛」という自身の最も根本にある価値観が一瞬揺らいだことへの戸惑い(わからなくて……)が見られ、最終的に「あなたさま」に戻るのは、恋から醒めてしまうことへの恐れからくる防衛本能によるものではないだろうか。私は、一瞬ここで垣間見えた「揺らぎ」が今後大きくなっていくのではないかと思う。要するに、凛世はこれから、プロデューサーへの恋心という甘い夢から醒める、というのがキャラクターとしてのテーマになっていくのではないだろうか。

 

 ただ強調しておきたいのは、ドラマと同じく、凛世がこれから辿り着くかもしれないこの結末も、決してバッドエンドではない。少女βには、少女αが持つ「あ」は発することができないが、博士の死の間際の言葉が「あいたい」と聞こえたように、凛世のプロデューサーへの強い想いそのものが消えることはない。少女βだけが残った凛世は、恋人としてではなく、今度はアイドルとして、プロデューサーの心を動かしたいと強く願い、さらに羽ばたいていくはずだ。

 まとめると、他のアイドルがプロデューサーと「信頼→愛情」という手順で関係性を築くなら、凛世は「愛情→信頼」という逆のルートを辿っていくのではないかと私は考える。最新のPSSRであるカルメンのコミュも、プロデューサーと離れることを凛世が受け入れることが主題であった。きっと今回のGRAD編も、今後の凛世の物語の方向性を示唆する重要なストーリーになっていることだろう。

 これからシャニマスが長く続けば、果たして私の考察が正しいのか判明する上、杜野凛世の活躍と成長をもっと見られるはずである。そうなることを強く願って、この文章を閉じたい。

 

 

※凛世5周目PSSR【われにかへれ】の記事はこちら。

shirazu41.hatenablog.com

 

※凛世6周目PSSR【ロー・ポジション】の記事はこちら。

shirazu41.hatenablog.com

 

令和初の超英雄祭を史上最遅レポート!!

 

はじめまして、ツユモです。

重度の特撮オタクです。

 

ブログを始めてみたはいいものの、特にネタがない…。そんなわけで、今から約二ヶ月ほど前に行ってきた「超英雄祭2020」というイベントを、超絶今更ながらレポート致します!一応、行った直後のメモ書きは残してあるんですが、うろ覚えの箇所も多いので悪しからず。

 

(5月頃にDVDが出るそうなので、それを新鮮な気持ちで楽しみたいという方は見ないことをオススメします。)

 

念のため説明しておくと、「超英雄祭」とはスーパー戦隊仮面ライダーの歌をひたすら聴きまくれる上に、現役作品キャストのちょっとしたトークショーや、特別なステージショーまで楽しめちゃう、ヒーロー大好きの大きいお友達にとってはまさに夢のようなライブイベントです。今年は東京五輪に向けた武道館改修工事の関係で、初の横浜アリーナでの開催となっています。

 

で、今回そんなイベントに、初参加&ぼっち参加してきました。普段ライブ自体ほとんど行かないので少々不安だったのですが、結論から言うと死ぬほど楽しかったです。根暗インキャオタクなんであんまり外でハイになったりすることがないんですが、自分でもびっくりするくらいテンション上がりました。

 

 

まず当日は、会場も駅も激混みでびっくり。平日なのになんでこんなに集まれるの…?

 

開場が17時半から、開演が18時半からだったんで、開場と同じ17時半くらいに着けばいいかなというつもりで家を出たんですよ。そしたら、乗り換えに使う菊名駅のホームがすでに人で埋まっていて、ドアが閉まらないレベル。しょうがないから一本見送って乗車しました。(特撮オタクってネット上にしか存在しない生き物だと思ってたんですが、みんなちゃんと実体があったんだね…)

 

新横浜から横浜アリーナまでは案内がたくさんあるし、コスプレしてる方についていけばいいので、事前に道を調べる必要はあんまりなかったです。

 

全体的に万丈のコスプレしてる人が多かったですね。

青いスカジャン着るだけでそれっぽくなるし、コスプレ感強すぎず、ギリギリ普段着としてもイケる格好だからかな?

 

とか考えてたんだけど今冷静になって考えてみると、単純に私の脳が特撮モードになってたせいで、コスプレとかでなく普通に青いスカジャン着てただけの人を万丈と認識しただけなのかもしれない…あの万丈は幻だったのか…?

 

 

会場前はこんな感じ。

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写真がヘタクソすぎる…

どうやらここは私の世界じゃないようですね

 

横浜アリーナでの開催は初めてだったせいか、客の動きがぐちゃぐちゃで列の流れの速いとこと遅いとこの差が大きく、運営側は大変そうでした。

結局会場前に着いてから、中に入るまでは約30分かかりました。普段ライブに行く習慣がないのでこれが早いのか遅いのかわかりませんが、とにかくギリギリに到着するのはやめましょう。

 

入り口ではチケットをもぎられたあと、東映の映画関連のチラシがたくさん入った袋を手渡されます。特に本人確認とかはありませんでした。

 

中には花がたくさんおいてあって、みんな写真を撮ってました。

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消臭力から花が贈られてる…

 

席に着くと、画面に東映の映画関連のCMが延々流されています。事前に情報解禁されてはいたんですが、リュウソウのファイナルライブツアーにナダが出演決定!っていうテロップが出たときには、拍手が起きたりなんかもしていました。愛されてるなー、ナダ。

 

あとぜんぜん関係ないけど、デジモンの映画めちゃくちゃ面白そうでしたね…

 

たまにあんまり可愛くないゆるキャラ・横アリくんからのお願いムービーも入ります。

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アリがモチーフ…なのか?

(アリーナ内は撮影禁止らしいので写真はトイレの前の画面で撮ったやつ)

 

開演直前には、バイオマンのOPやジェットマンのこころはタマゴなどが流れ、横浜アリーナに集いしオタクたちの気分を盛り上げます。

 

結局予定より10分ほど遅れてやっと始まった…

かと思いきや、なぜか画面にディケイドとディエンドのマークが出現。

なんと、サプライズで門矢士と海東大樹が現れます!!

 

この時点で会場内、大興奮!!あちこちから歓声と奇声が混じったようなヤバイ声が上がるので、脳の血管切れて何人か死人が出るんじゃないかと別の意味でハラハラしました。

 

二人に続いてキティちゃんまで登場し、ディケイドとのコラボを発表した後そそくさと退場。マジで通りすがりの仮面ライダーでした。(せっかく来たなら『Ride the Wind』と『Treasure Sniper』歌ってってくれーーー!!!)

 

お次は映画館でよく見る「NO MORE 映画泥棒」の映像が流れ、映像内に出てくる泥棒と警察の着ぐるみが現れます。戦隊にもライダーにも全然関係なさそうなんですが、なんか去年は朝加圭一郎とコラボしたという話をネットで見た覚えがあるので、超英雄祭の恒例行事なんでしょうね。

今年の二人は、ゼロワンとバルカンの変身ポーズを見せてくれました。二人ともベルトもキーも持たず音声も無しのエアーでやってるんですが、ポーズ模写がうまくて、プログライズキーをこじ開ける演技の時は笑いが起きてましたね。

 

その後は、ゼロワンとリュウソウコラボのステージショーが始まります。ここでは変身後の姿しか出てこない上、内容はかなりあっさりめでしたが、アスナの音痴設定をちゃんと拾ったり、登場したワイズルーに対してコウが「お前は今週倒したはず!」とメタ発言するなど、しっかりファンのツボを押さえてました。あと、みんなちゃんと本人ボイスなのが嬉しいところ。シアターGロッソの戦隊ショーなんかだと、素顔の戦士が登場する公演であってもなぜか変身後は別人が声を当てているので、番組放送期間中に本人ボイスのショーが見られるというだけでもかなり貴重だと思います。

 

さらにその後はキャストトークショー

ここもいろいろあったんですが、

 

コウ「横浜アリーナ!!おいしいかー!!!」

コウ&会場のみんな「お゛い゛し゛い゛ぞ゛!!!!!」

 

っていう謎のコール&レスポンスが最高すぎてあんま覚えてません…。

「お゛い゛し゛い゛ぞ゛!」のフレーズ、コウ役の一ノ瀬さんめっちゃ気に入ってるし、本編でもどっかで使ってほしかったなー。VSキラメイに期待。

 

そして遂に音楽が始まります。

当日のセトリまとめてる方がいたので紹介します。

 

基本的にアーティストさんの歌のみで、役者さんが歌うキャラソンとかはありませんでした。リュウソウジャーのキャラソンをちょっと期待したんですが、聴きたい人はファイナルライブツアーに来てねってことかと。

 

てか、この人セトリ全部記憶したの!?脳細胞がトップギアすぎない!?

あの空間でスマホいじれるわけないし…

パンフレットとかに載ってんのかな…

 

それはさておき、歌が始まるたびに、その作品のヒーローがずらっと出てきてポーズをとったり、軽く敵と戦ったり、音楽に合わせてノリノリで手拍子してくれるんですが、この演出がほんとに素晴らしい!

私が普段音楽ライブ行かない理由の一つが、単純にずっと音楽聞いてるだけだと飽きちゃう、ってことなんですが、視覚的にも楽しめるのが超英雄祭ならではの魅力ですね。

 

例えば、アマゾンズ劇場版の『EAT, KILL ALL』のときは、序盤アマゾンオメガVSシグマ、アルファVSネオアルファのダブルバトルが右と左で行われ、終盤の大サビのところでは、中央でオメガVSアルファの一騎打ちが繰り広げられます。(勝敗は映画の通りです)

 

戦隊だったら初期メンバーだけじゃなくて、ちゃんと追加戦士も出てきます。大所帯のキュウレンもしっかり12人揃ってました。

 

仮面ライダーGIRLSの歌う『SSS 〜Shock Shocker Shockest〜』(ショッカー戦闘員がテーマの歌)の時なんか、舞台上にショッカー戦闘員が20人くらい湧いてきて「まだ出てくるの!?」と驚きました。

欽ちゃんの仮装大賞終わったあとにセットの裏に隠れてた黒子がわーっと出てくるのを見た感覚に近いですね。

 

しかも、とりあえず出てくるだけじゃなくて、ちゃんとそのキャラクターらしい動きをしてくれるんです。

 

ジェットマンだと、香がお嬢様らしくお上品に客席に向かって手を振るところを、凱が強引に引き寄せたかと思うと、最後には凱がちょっと殴りかかりそうな勢いで乱暴に竜と肩を組みます。会場からは黄色い声が上がってました。

 

シンケンジャーは今年で10周年ということで、歌が始まる前に、会場のみんなで「チャンチャンバラ」の大合唱。しかし、曲が始まってもステージにいるのはグリーン、イエロー、ゴールドの3人のみ。「残りの3人は?」とか思っていると、曲の後半で、満を持してスーパーシンケンレッドが両脇にピンクとブルーを控えさせて登場!!しかも階段を降りる殿を、ちゃんと流ノ介がエスコートしている…!会話が聞こえてきそうなくらいの完成度でした…

 

同じく、仮面ライダーブレイド主題歌『ELEMENTS』のときも曲が始まっても全然ヒーローが登場してこず。マスク黄ばんでるし今回は無しかなーとか考えてたら、ラスト10秒ぐらいでメイン4人が一斉に登場!(ハブラレンゲルじゃない!)そして曲の終わりとともに4人で拳を合わせるOPの例のやつをやって即退場!

なんて…なんて贅沢なんだ!!!!

 

『Switch On!』のときはフォーゼとなでしこが、『Over "Quartzer"』のときは、ジオウとオーマジオウが出てきました。メテオやゲイツじゃないのは、曲風に合った人選ということなのかな?脳死でとりあえず1号と2号みたいな選出じゃないのは、愛があって良いですね。

 

中盤では、新戦隊であるキラメイジャーの予告映像がフルで流れ、キャストがサプライズ登場しました。そしてキラメイジャーのOPも披露!

今年の戦隊のOPめちゃくちゃいいな…(毎年言ってる)

「傷つき磨き上げる」のとこの歌詞とかヒーローが傷つきながらも成長する姿を、宝石を研磨する工程に落とし込んでいてセンスの塊ですね…

あと、この曲含め、令ジェネ主題歌の『Another Daybreak』や最後の『HERO』など、まだみんなに浸透してなさそうな曲は歌詞のテロップが入るのがすごく親切でした!

 

合唱曲を除いたラストは、ゼロワンドライバーをイメージしたという奇抜な素敵な衣装をまとった西川貴教さんと、Jさんの歌唱でした。西川さんがシメっていうのはバンナムフェスと一緒ですね。

 

結局全て終わったのは21時半頃。当然ながら帰りも激混みで、また電車を一本見送りました。

ちなみに物販は会場の外でやってたみたいですが、 Twitter見てたら開演3時間前にはちょこちょこ無くなってきていたそうなので、狙いがある人はとにかく早く行動しましょう。

 

今回はぼっちで行きましたが、会場全体に一体感があって思ったよりずっと居心地良かったです。

『W』の演奏開始時に、イントロが何度か途切れる、という音響トラブルもあったんですが、会場のみんながすかさず「頑張れー!」って言ってるのがなんかヒーローショーっぽくてほっこりしました。(ここはDVDだとカットされるのかな?)

この後松岡充さんは歌はもちろん、エターナルの決めゼリフに加え、変身まで見せてくれました。スロット見ずにメモリ入れるのすごい!

 

ちょっと脱線しましたが、総評としては、満足度1000パーセントです!!!

正直行く前はチケット8500円って高いなあと思ってたんですが、本当にそれ以上の価値を感じるイベントでした。サプライズ要素や、並々ならぬ作品愛を感じる演出も多くて、特撮ファンなら行って絶対に損しないイベントだと思います。

 

次はぜひ『P.A.R,T.Y.~ユニバース・フェスティバル~』が聴きたいいいい!

 

そして、来年こそおともだちと行けるといいなー…(灰になって消える音)

 

終わり